スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

協約結ぼうぜ

気持ちいい・・・・3


『「そこそこ ほどほど」の生き方』(深澤真紀)の巻末対談(深澤×上野千鶴子)に紹介されていた『沖で待つ』(絲山秋子)を読みました。

なるほど!

これは読んで満足。

主人公の女性が、ウマが合った同僚の男と約束をして、それを果たすという話。 

太っちゃんが低い声で、
「おまえさ、秘密ってある?」と言いました。
「秘密?」
「家族とかさ、恋人とかに言えないようなこと」
 太っちゃんは秘密の話がしたくて、今日私を誘ったのだな、と思いました。けれど聞いてどうなるもんじゃなし、まあ話して気が楽になるんだったら聞いてやるか、くらいの気持ちでした。
「まあ、ないとは言えないけど・・・・見られて困るものとか?」
「おまえもある?そうかそうか」
 太っちゃんは嬉しそうな顔をしました。
「エッチな下着とかかなあ」
「そりゃ見せたいもんだろ」
「あんたには見せんよ」
 太っちゃんはいつもみたいにのってきませんでした。いっそう声をひそめて、
「あのさ、一番やばいのはHDDだと思うのさ」
と言ったのです。
「HDD?」
「ハードディスク。パソコンの」
「ああ、それやばい。私もやだ」
「だろ。死んだら人に見られちゃうんだ」
 お互い何が真相なのかは言わなくて、それはジジ抜きみたいな会話でした。
「協約結ぼうぜ」
 太っちゃんは胸を張って言いました。
「先に死んだ方のパソコンのHDDを、後に残ったやつが破壊するのさ」
「パソコンって、壊そうと思って壊れるもの?ハンマーで破壊するの?」
・・・・・・(p.73~75)
2001_0221_174321AA 2009-01-20 13-41-57
もう、この部分を書き抜いただけで、ソウソウ!これなんだよな!と圧倒的に共感します。

ニーチェだったかな、秘密を共有するのが恋愛の始まり、とか言ってた気がしますが、ここまで生きてくると、ハア?恋愛?・・・・とツッコミを入れたくなります。そんな垢まみれのもの?と。
まあ、100年のズレがありますから、しょうがないんですけど。




スポンサーサイト

コメント

Secret

プロフィール

チョビ2

Author:チョビ2
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。