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2 NHK「無縁死」をあらためて見ながら

2010年にNHKで放映された「無縁死」を授業の中で触れています。生徒の反応がいいので、番組を見せることも。
放映当時「ネット住人たち」からかなりの反響があったようですし、生徒もいつもよりの授業より真剣に見ています。自分の将来への不安を重ねあわせて見ているのかもしれません。

例年どおり、去年の秋に授業をやりながら、私自身がこれまではあまり気にならなかったところに、妙にひっかかりました。

番組に出てきたTさんのケース。

50代まで仕事中心の生活を続けてきたTさんが定年前に離婚。ひとり孤独に死にたくないと、50代で退職した後、老人施設に入って暮らしています。ひさしぶりに親の墓参りに行き、そこでつぶやく。

老人夫婦がいて、縁側で夫が吹く尺八を妻が聞いている。・・・・孫や子どもがいる、そんなあたりまえの暮らしがしたかった。

うめくように語ったTさんのシーンは、家族の縁を失い、孤独死になることを予感しながら老いを迎えた現代の男性の姿を浮かび上がられています。生徒たちもじっと見つめています。
DSCN0346.jpg

が、今回、ホントかな?と、疑い始めました。

最初に見たのは、私が60歳手前の定年間近の時期でした。私だって、こうなるかもなあ、と、生徒と同様に思ったり。
生徒といっしょに何度も見ているうちに、思ったことは
「そもそも無縁死って、そんなにマズイことなのか?孤独死って、死ぬ時に誰かがいるかいないかの違いだろ?」

18歳の夏に学生村で出会った金沢大学の学生が、酒を飲みながら
「末は枯野で野たれ死に」と言ったのを聴いて、それもアリなよな、とひどく共感していたんじゃなかったっけ?私は。

そして今回気づいたのは、「無縁死」そのものより、このTさんは、勘違いをしているんじゃないか?ということでした。
孫や子がいる老後生活が「あたりまえ」なのか?
それしか「幸せな老後」の形はないなのか?

子どもが結婚する気配もなく、正月に行く実家もなく、孫を連れて帰ってくる子夫婦もいない、「俺たちのガキの頃を思い出せば、いまどきの若い連中にとやかく言えないよなあ。」と、苦笑いしながら麻雀卓を囲む老人たちの正月は「あたりまえ」の老後風景ではないのか。
まあ、こんなのは、威張っていうほどのことではないな、とは薄々感じてますけど、ね。でも、だからって「孫や子に囲まれて」いない自分って、嘆くほどのことでもないだろな、と。
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