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夏の終わりには映画 1

この夏はリオオリンピックと高校野球で、見事に見たいテレビがなくなりました。このイベントがなかったら・・・・見たいテレビがあったか?・・・・それも怪しいけれど。
歳のせいなのか、時代のせいなのか、オリンピックなどに「国民的」と名付ける風景が、妙に上滑りしている感じがします。
国別のメダル数なんて、いまや気にしているのはメディアくらいなものでしょ。当のメディアだって、本気でやってるわけじゃなく、他にニュースがないから、なんでしょう。アナウンサーが熱っぽく語るほど、その語りを、乾いた目の表情が裏切っているように見えます。
まあ、成熟した社会というのはこんなものだろうなと思います。
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見る番組がないので久しぶりに「恋人たちの予感」(When Harry met Sally)でも見ようか、と思いついて録画DVDを探したら、アナログ時代のもの。だったら、と、ネットで注文。ついでに、「American Graffity」と「Breakfast At Tiffany’s(ティファニーで朝食を)」を買いました。

夏の終わりの倦怠気分だから、かも。
ガキの頃から、この季節が苦手というか、けっこう好きというか。
遊び疲れて、うらぶれた気分になる感じ。

一日一本と順番に、付録特典映像までみて、やっぱり「American Graffity」が秀逸。本編と同じくらいの放映時間のメイキングが楽しかったし。「When Harry met Sally」がその次。「Breakfast At Tiffany’s」は最初に見た時の難点がやっぱり気になる。

その2へ続く
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2 旅立ちの話

「When Harry met Sally」と「American Graffity」の共通項は「旅立ち」がからんでいることです。
「When Harry met Sally」は冒頭でシカゴの大学を卒業してニューヨークに仕事を探しに出発する車に同乗する二人、「American Graffity」のラストは高校を卒業して東部の大学に向かう少年とそれを見送る地元の少年少女。
ついでにいえば、「American Graffity」の制作自体が、俳優も監督もこの映画で「旅立った」ともいえます。
製作費は100万ドル(アメリカでは超安い映画)で撮影はたった1カ月だったといいますから、日本でいえば日活ロマンポルノ並み。
J・ルーカスもこれが実質的デビュー作、キャストも当時としては無名の若者ばかり。

若者というのは、貧乏で、将来への夢だけがあるというのが相場ですが、アメリカの映画らしく、若者の旅立ちに親は登場しません。
日本なら、高校を卒業する時に、親元から大学に通うという選択がかなりの数あるはずですが、アメリカでは18歳なら家を出るのがあたり前。だから「American Graffity」には誰ひとり、親が出てこない。
近年は日本と同様、成人になっても親元に戻る「アコーデオンファミリー」が増えているようですが、この映画の舞台、1960年代にはそんなのほとんど例外的でした。
まして「When Harry met Sally」は大学卒業の時期の話ですから、親はどこにもいない。

ちなみに、私が教員になるときに、いちどは実現したいと思ったのが、卒業パーティの風景。
ただ、生徒会長とチアリーダーのカップルとかいうのは気持ち悪かったけれど。恋愛しなくちゃ、というのは当時からバカっぽくてウンザリしてました。
じゃあ、なにがしたかったのか。リクツいえば「オトナから相対的に独立した若者だけの世界」。
教員生活でいつも気にしていたのは、これだけ。
ガキはガキの世界がある、という話です。
それも、ヤンキーとか「やんちゃ」とかの世界じゃなく。
ついでに、恋愛とかからも流されない・・・・まあ無茶ですけど。


さらば永六輔さん

自民党が参議院で大勝して「憲法改正」発議が時間の問題になった日、永六輔が亡くなっていたことがニュースに流れました。
なんというタイミングか、と呆れました。

この歳になるまで、だいたいいい加減に生きてきましたが、迷うこともなかったわけじゃありません。そんな時に参照した人が3人います。
いちばん若かった頃は「永六輔」、30代から40代の頃は「C氏(教員の先輩)」、40代から後は「上野千鶴子」。迷った時は、この人ならなんと考えるだろか、とまず考えました。
とりあえずは、これまで大きな間違いをしなくて済んだのは、こんなクセがあったからだと思います。
そういえば大学受験の面接の時に、定番の「尊敬する人物は?」に「永六輔」と答えたこともありましたっけ。
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永六輔のことを初めて知ったのは小学生の頃に母親や叔母が楽しみにしていた「夢で逢いましょう」。彼女たちの会話にたびたび出てきました。
その後中学生の頃に始まった深夜ラジオで。永六輔の番組では五木寛之が自作朗読したりして。生まれて初めてチケットを自分で買ってコンサートに行ったのが、永・小沢昭一・野坂昭如の「中年御三家」武道館コンサートでした。
ただ、どちらかといえば、深夜ラジオにハマった中で永六輔のファンになったというのが正しいかもしれません。妙な熱気があったのです。
LPを本気で買い集めた最初が荒井由実だったのも深夜ラジオの影響です。まだ家のどこかにあるはず。
そういえば、大学を受ける時も、彼等の雰囲気に憧れて決めたフシも相当あります。

永さんの話で好きだった話は永昌子さん(つれあい)のこんな話。
昌子さんが運転する車でガソリンスタンドに入ったところ、店員に
「すみません、前を開けてください」と声をかけられました。
すると、ちょっとちゅうちょしながら、昌子さん、ブラウスのボタンを外しはじめた、と。
この話をする時の永さんが幸せそうな声を覚えています。

追記>同じ世代の大橋巨泉さんも12日に亡くなったというニュースが今日、流れています。

「にちテン」オリジナルノート届く

知る人ぞ知る「何かと便利でシュールな表紙が貴方の日常を演出する」「にち10オリジナルノート」が今日届きました。
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このノートは、毎週聴いているTBSラジオ番組「安住紳一郎の日曜天国」で、聴取者に抽選で5名にプレゼントするもの。

いまだかつてこういう抽選に当たったことがほとんどありません。
覚えているのは、ラジオで映画試写会チケットが1回当たったこと。あとは、外してばかり。
あ、一度だけ福田一郎さんのパックインミュージックで中村律子さんからイラストサイン入りの受験守り葉書が届いたことがありましたっけ。おかげで、第一志望は落ちましたが「記念受験」の方が受かりました。
他には何もナシ。
一昨年からよく聴くようになったラジオでも、NHKの「岡田恵和さん」では「○○さん、読んでます」と2回くらい言われて、あ、ホントに読んでるんだ、と思ったくらい。
ですから、ラジオ(テレビでも)抽選クジはまず当たらないし、だから応募してません。
投稿は相性がよければ、読んでもらってるかな?という程度。

クジでは当たるのはセブンイレブンの700円で1回、というクジだけ。あれはよく当たる。箱の中の3割から5割はアタリクジだろう、とみています。
あとは、名糖ホームランバーでも、一度も当たったことがありません。
小学生の頃の駄菓子屋でも「スカ」ばかり。

今回も、抽選があることは考えもせずに、ただ投稿しただけ。
ですから、番組最後に中澤さんの当選者発表で「○○さん」とラジオネームが言われた時には、エ?何の話?とまず思いましたから。
そういえば、カルピスセットとかあったっけ、と思い出して、じわっと血圧が上がりました。が、、でも(ああ、同じ名前を使っている人がいるんだな)とまず思いました。
あらためて録音を聴きなおしてみたら、カルピスセットじゃなく、オリジナルノートの方だとか。(よかったねえ、ノートの方で)とまだ他人事気分。
ホントかも、と思ったのは、中澤さんが、この「○○さん」だけ県名を言わなかったから(他の名前は「○○県の△△さん」と言った)。

この日、安住さんと中澤さんの会話の中で珍しく淀んだところがありました。あ、状況解釈がすれ違っている、と、番組あてにメールを送りました。そんな内容ですから、抽選プレゼントは気づかずに、書いたのはラジオネームだけ。

それでも、セブンイレブンのクジじゃないんだからなあ、聴取率トップの番組なんだし、と思いつつ、もしホントだったら、送り先に困るだろうな、と、おそるおそる、番組宛にメールを送りました。

すると、すぐに返信が届き、アタリだとのこと。
アレ?ほんとなんだ。
念のため、家族には内緒にしていたところ、それが今日届いたわけです。

カミさんは、なにそれ、という顔していますが、娘は「スゴイ!」と感心しています。そりゃそうだ。ざっと計算しても、確率1%以下のはずですから。
来週入院するカミさんに、「すっごく運がいいって証拠のノートだから」と近所の神社の病気快復お守りをくっつけて渡しました。

WHAT IS A YOUTH ?

ある夜、ラジオの音楽番組(NHK「岡田恵和今宵ロックバーで」)から流れだした音で血圧がグンと上がりました。野菜ばかり食って、やっと下がるようになった血圧なのに。

壇ふみさんの曲紹介のあと、音楽が流れ始めた時には、あ、ゼフィレッリだったっけなあ、音楽は・・・・ええと・・・・と誰だっけ?思い出せない、というだけだったのですが・・・・(ニーノロータだった)。

音楽のあいまにロミオとジュリエットの声が流れ始めたら、もういけません。
(あ、サントラっていってたっけ)
夜のバルコニーからジュリエットが身を乗り出して話す声で、記憶が爆発しました。

館内の映写の光に浮かぶタバコの煙や、まわりでハンカチを目にあてる女子高生たち。
映画館への道で「オリビアハッシーって、顔がガキのくせに胸がデカいんだよな」とか、必死に斜に構えていっていたガキ(私たち)の風景が突然、鮮明に思い出されます。
(一緒に観た同級生たちとは、しばらくオリビアのネタがもちましたっけ。田舎の高校生なんて、こんなもんです。)

当時、男子高生だった私が、地元の映画館に出かけたのは、同じ市内の女子高生がどっと見に来るから、という友人に、だったらまあいいか、とか、いくつも屈折を重ねてのこと。

映画が始まれば、ハンカチ片手で画面を見つめる女子高生たちなんて、どうでもよく、ただただオリビアハッシーに釘づけ。そういえば、ロミオ役って、名前が思い出せません。というか、最初から覚えてなかったのかも。

サウンドトラックの音楽とともに流れる声の記憶喚起力って、すごい。
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その後、何年かして、布施明とオリビアハッシーが結婚した、というニュースがありました。
聞いた時に感じたのは、どこがどういう関係で布施明?という不可思議さでした。
その頃は、オリビア熱はとうに冷めていたのですが、それでも、なんで?という疑問が浮かびました。

いまなら、近所のちょっと知ってる気がいいオニイチャンが壇蜜さんと結婚した・・・・感じでもないか。

当時の布施明といえば、けっこうヒット曲を出している歌手で、人柄もとてもいい人とのこと。
でも、だからって、あのオリビアハッシーじゃないだろ、という感じ。芸能関係に疎い私だったからかもしれません。(友人の女性はこの結婚は「わかる」といってました)

What is a youth?

当時もいまも同じように、理解不能なのが若いってことなんでしょうねえ。

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